福島で子どもを守るお母さん達を描いた映画「小さき声のカノン」について 2
映画「小さき声のカノン」は、9/9から全国一斉に自主上映会がスタートしました。
東京、千葉、愛知と続き、関西では、10/15(土)13:00から、川西市のマタニティサロンComodo(兵庫県川西市萩原台西3-1-2 萩原壱番館1F)で上映します。
主催は、へんてこ海賊団で、そのメンバーでもある福島有美子さん。
名古屋在住の4歳の男の子のお母さんです。女性向けにNVCという共感を軸にしたコミュニケーション講座を主催しています。
へんてこ海賊団って???
私も最初に聞いた時は???でした(笑)
兵庫県川西市在住の平田里菜さんを団長に、「人生という航海を、真実の自分で豊かに生きる。」
そう決めた仲間たちが、へんてこ書房をアジトとするコミュニティが、へんてこ海賊団です。
仲間とだから、自分を知れる。刺激しあえる。困難も越えていこうと思える。うれしい時は共に笑える。
そんなコミュニティです。
へんてこ書房
https://www.facebook.com/hentekoshobou/
私も、海賊団員として入団しています(*^^*)
以下、福島有美子さんより
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初めまして。
今回川西市で小さき声のカノンという映画の、上映会を企画したへんてこ海賊団のふくです。
今回、なぜこの映画の上映会を上映したいと思ったか?ということについてお話させてください。
私はこの夏、福島から保養に訪れた人たちの夕食会に参加する機会がありました。
(※保養とは、放射能汚染のない地域で安全な食べ物を摂ることで、体内の放射能を排出し、傷ついた遺伝子の修復を早めたりすることです。
子どもの方が放射能を吸収しやすいが、反対に排泄しやすいので、子どもでは30-40日、大人では100日で放射能が体外に排出されると言われています。)
夕食会は、和やかな雰囲気で、こどもたちは、すぐに仲良くなり一緒におもちゃで遊びだしました。
こどもは凄いなぁと思いながら、私はというと、何をどう話していいのかもわからず、隣に座ったお母さんから、この一週間どんなことが嬉しかったか、安心したか、安らげたか、なんて話を、ただただ頷きながら聞いていました。
そして、その時初めて、この「保養の一週間」という時間が目の前にいる人たちにとってとても大切なものなんだ、ということを知りました。
そして、保養するということ一つを取っても、様々な葛藤や悩みがあるのだということも初めて知りました。
愛するものを守りたいという想いは一緒なのに、すれ違ってしまう悲しみ。
分かり合えない憤り。そして絶望。
はっきりと言葉にされなくても、そこに在るものとして、みえたように感じました。
そんな時、小さい声のカノンの上映会の話が舞い込んできました。
予告編を見たとき、
「はじめはみんな普通の泣き虫のお母さん」、「仲間がいなかったら福島にいようと思わなかった」という言葉にこころが震えました。
あの時のお母さんのことを思いました。
心細くて、でもこどもの為に強くなりたいと思って、ひとつひとつの困難にみんなで励ましあって進んでいくお母さんたち。
泣いてるばかりじゃなくて、笑って、支えあって、しなやかに生きようとしているお母さんたち。そして、そこに私は確かに希望を感じるのだ、と。
今日本中で、そして世界中で色んな事が起きています。
悲しみと痛みが大きすぎて、私にはなにも出来ないと閉じてしまいたくなる。
でも、私たちはひとりじゃないということも知っています。
こどもの為に、そして自分自身の為に、何かできることはないか?という心の疼きを感じることがあるのではないでしょうか?
それをそばにいる誰かと分かち合ってみませんか?
私たちひとりひとりにはチカラがある。
そして、それは仲間によってさらに大きなチカラになる。
私たちは、足元から自分たちの生きる世界を変えることができると、鎌仲ひとみ監督は話します。
私たちが欲しい未来ってどんなものなんだろう?
こどもたちのために創り出したい未来ってどんなものなんだろう?
って考えられる1日にしたいと思っています。
またまた、長くなるので、次に続きます。
→ 映画「小さき声のカノン」について 3
全国で上映されます。
お近くで上映されるかもしれません。
詳しくはHPを見てみてくださいね。
「小さき声のカノン」のページ
http://kamanaka.com/canon/
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